地下鉄サリン事件についてかかれた本のレビュー

つい最近オウム真理教の教祖含む7人が死刑執行されたというできごとがありましたね。7人同時執行は史上初のことだそうです。

今ちょうど自分はアンダーグラウンドという村上春樹先生の本を読んでいます。だから自分にとってこの話題はタイムリーなものでした。今回はアンダーグラウンドという本を読んでみての感想を書いていきたいと思います。




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■そもそもアンダーグラウンドという作品とは?
アンダーグラウンドという作品は、村上春樹先生が直々に直接地下鉄サリン事件に被害にあった方々に出向いて、一人ずつ取材したものをまとめて一冊の本にまとめたものです。ページ数は750ページを軽く超えているので、かなり小説としては分厚いですね。自分は今666ページ読んでいますが、とてもしんどいです。というのもこの作品は、物語ではなく、一人一人のインタビューの内容をずっと載せているだけなので、はじめからおわりまでずっと単調なものになっているのです。

飽きっぽい人にはかなりしんどい作品かもしれません。アンダーグラウンドという作品名と村上春樹という作者名はかなり有名なので、普段から本を読んでいる人や本が好きな人で知っている人は多いことでしょう。


■アンダーグラウンドを読んでみての感想
自分はアンダーグラウンドを買ったとき、アンダーグラウンドがどのような本なのか全然知りませんでした。ただ単純に分厚い本が読みたい気分だからという理由で買いました。だから地下鉄サリン事件のことについて書かれた本だということを予想していなかったので、本を開いたとき「え?」てなりました。さっきも言いましたが、インタビュー内容がずっと続くだけで、物語性が一切ない単調なものなので、自分でも読み進めるのが遅いなと感じるほどです。しかし、内容は個人的にはためになる本だったと思います。

自分は地下鉄サリン事件とは完全に無縁だった存在だったので、地下鉄サリン事件のせいで、駅周辺がどのような修羅場になっていたのかを理解することができました。自分はいままで地下鉄サリン事件は、ニュースや番組などで、一部の映像と少しの情報などしか持っていませんでした。このアンダーグラウンドは実際に被害にあった方々のインタビューをもとに作成されているものなので、実際現場がどのような状況だったのか、サリンが体にどんな影響を及ぼしたりするのかなどをある程度把握することができました。

ページ数からもわかるとおり、多くの方々がこの本の作成に協力しています・その分様々な視点から現場の状況もわかるため、事件の全体像もなんとなく想像できます。テレビ番組やニュースなどでは決して伝わらない現場の状況がこの本を見れば一発でわかります。

個人的な感想ですが、被害が拡大した要因に様々な対応の遅れが被害を拡大させた要因として多くの方々が語っています。人間の特性なのか、日本人の特性なのか知りませんが、人は地震などの普段から想定して訓練しているものに関しては、とっさにおきても対応できますが、自分たちが起こる可能性が非常に低い、想定外の事態が起こると、あらゆる機関が麻痺し、対応できずに被害が広がる最悪のケースにつながるのだとわかりました。肝心な病院は診療時間前だからとサリン患者を放置していたところもあったそうです。

警察は、相手にしてくれないことも多く、事態の収拾に貢献していたのは被害にあった人達でした。自分はサリン事件を現場のひとたちが一番臨機応変に対応していたことを知って人の力ってすごいなというのを同時に思いましたね。


■最後に
自分はこの本について多くのことを知ることができました。あの事件からけっこう長い年月が過ぎているので、事件の影も薄くなってきて、地下鉄サリン事件の恐ろしさを知るものは少なくなってきています。この本は地下鉄サリン事件後に生まれてきて、地下鉄サリン事件を知らない世代はもちろん、ニュースとかで見てたけど、実際に被害にあったわけじゃないし、あんまりよくわからないという人にもお勧めの本です。

私たちが生活していく中で、地下鉄サリン事件のような、ありえない状況に巻き込まれない保証はどこにもありません。ただ単に知識を与えてくれるだけでなく、緊急時、どのような対応を迫られるか考えさせられる本です。今回のニュースを機に、アンダーグラウンドを読んで、全体像を知るのもありなんじゃないでしょうか?

今回はこの辺で、それでは


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